カセットDJをするために①
シンセやらリズムマシンもいじってますがカセットDJにも興味が。
自分はクラブとかの出入りはほとんどなく見たことももちろんないのですが、DJに対して「機械をいじってわけのわからない音を出す」というのに興味が湧き小さいころから漠然とやってみたいという思いだけはありました。
しかしDJ機材は高い!調べても調べても高い!PCDJはみんなと同じでやだ!そしてPCのスペックしょぼいので基本的にPCを使ったライブ等はイメージできん!
というわけでネットの海をさまよっていると冒頭の動画に遭遇。ほとんど誰もやっておらず、機械をいじくりまわしてる感があって超COOL!
誰もやっていないということは情報ももちろん少なく、手探りでやるしかない。
こちらの方の動画や冒頭の動画を何回も見直し、スクラッチはどうしてるのか、どういった機材が必要なのか、そもそもDJってなんやねんってのを調べました。
①カセットプレーヤーの話
こいつがないと始まりません。が、現代のカセットプレーヤーではカセットDJはほぼできません。というのも必要な機能が最近のモデルだとついていないからです。
必要なものは
・ピッチコントローラー
・外部出力端子
です。他にもついてるといいものあるけど後述。
基本的にはターンテーブルについているものがカセットプレーヤーにもないとできないよねって話です。
ピッチコントローラーは二台並べてmixする際に、曲のピッチが合わせられないのでそもそもmix自体これがないと不可能。予め曲のBPMを調整したカセットを作っておくってのもありますが再生できるのはそのBPMでしかできないし…。
そして致命的なのは外部出力端子。最近のモデル、ヘッドホン出力端子しかないため外部スピーカーに出すには音がしょぼくなります…。
という観点から最近のモデルは厳しいというところなので、昔のモデルでいいのがないかなと、先ほどの機材紹介の動画で使われてるカセットプレーヤーを調べました。
それがこちら。
ナショナル RX-5070
動画の中でも説明されている通り、ピッチコントローラー付きでしかもRCA出力!自分もこれが欲しくてヤフオクを漁ってたのですが、自分と同じ考えの人がいるのかこのモデルの出品はほとんどなく、これを使うのは一旦諦めて他のモデルを探しました。
そして見つけたのがこれ。
ナショナル RQ-473L
ヤフオクで6台まとめて安く出てたので3000円程で落札しました。こいつは調べてもRX-5070以上に情報が少ない!LL方式という録音方式で英語学習等に使われ、先生が録音した発音を聞いて自分の声を録音し聞き比べる事が出来るようにLLセレクターなるボタンや先生⇄生徒スライダー等がついてます。
これらを使う訳ではないので説明はこれぐらいで、RQ-473Lには先述したピッチコントローラーもありますし、外部出力端子もあります。モノラルですがね!そこにはこだわってなかったので気にしません。
欲しい機能が手に入り、見た目も好みだったためこれで頑張ろうと思います…といじっていましたが、一つ難点が…。
ピッチコントローラーと外部出力端子と、他にあって欲しい機能が、スクラッチ可能かどうかということです。
最初の動画ではプレーヤーのふたを外して軸を指で回してスクラッチしてますね。二つ目の紹介動画でもCADでパーツを作るなりして可能にしています。
RQ-473Lは純正のままでは軸を上から押さえても空転してしまい、ほぼスクラッチはできません!
こればっかりは調べても情報が出る訳でもなく現物の軸を見て触る事でしか確認できないのでしょうがないのですが、せっかくならかっこよくスクラッチもしてみたいよね…。
そんな事よりまずmixとかの練習しなきゃなんですが、将来できるかどうかってのは結構大事です。現状できませんがうまく軸にハマるつまみが見つかれば可能かなと思っています。
最近試してできそうなのはkp3+ のスクラッチで擬似スクラッチを入れるか、本体の巻き戻しの遊びが結構あるのでそこをうまく利用すればそれっぽい事ができそうかなと。
(どーにかスクラッチできないかと6台中の1台を分解したり軸に手を加えたりしているうちにぶっ壊してしまいました…。)
そんな感じで自分はRQ-473Lでまずやってみようと考えています。いつかはRX-5070も欲しいな。
カセットプレーヤーでジャズカセットを聞いてるだけでもかなり楽しいので、DJしないでもカセットプレーヤーはおススメです。まずカッコいいしね!
またカセットDJの情報まとめて書こうと思います。実質これはほぼ自分の備忘録なので。それではまた。