チェック時音出た。

中古の音を鳴らした記録。

カセットDJをするために②

どーも僕です。

 

練習していたカセットDJを撮影してYouTubeに上げました。

 

www.youtube.com

 

改めて聴くと繋ぎ雑だなやっぱ…。

 

そして元々テストのつもりで撮ってたのでパジャマなんですね。

 

雑とは言いながらも撮ったの見てみたら思ってたよりよかったので、そのまま上げました。

 

友達とかにも見てもらったのですが、大体の感想が「すごいけど何やってるかわからん、全然わからん」だったので、実際何してるのかとか練習した事とか色々書いときます。

 

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まずBPM合わせ。

 

曲の途中でプレーヤーをいじってるのはだいたいこれ。次の曲に繋げるために曲の速さを調整してます。

 

 

今の時代はPCDJが主流でSYNCボタン一発で曲のBPMを合わせてくれますが、僕のはカセットプレーヤーなのでもちろんそんな優れものなんてありません。

 

そもそもDJの機材じゃないし。

 

自分が使ってるプレーヤーには再生スピードつまみがあるのでそこで合わせる事が可能。

 

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つまみは元々黒一色なのですが、見やすくするために赤テープを貼って今どの位置にあるのか見やすくしています。

 

合わせられるとは言っても、いかんせん古い機械なので同じ位置につまみがきててもBPMが微妙に違うのがザラにある。

 

なので毎回毎回曲をかける度にヘッドホンでモニタリングして微妙なズレを修正してます。

 

自分がやるジャンルでは何小節も重ねるロングミックスはしないので、ざっと合わせるくらいであればとりあえずなんとかなります。

 

手順としては、

 

現在かかってる曲Aに合わせるために、次かける曲Bを聴く

どちらもかけたまま大まかにつまみで曲Bの速さを合わせる

曲Bの小節の区切りで一時停止

かかってる曲Aに合わせて再生

曲Bの微妙なズレをつまみで修正

もう一度曲Bを一時停止してまたかかってる曲Aに合わせて再生

BPMが合うまでやる

準備OK

 

くっそアナログな合わせ方でやってます。レコードDJとやってる事は変わらないと思います。

 

最初はどっちが早い遅いってのは全くわかりませんでしたが、毎日練習してると慣れるものである程度は合わせられる様になりました。

 

それでも狙った部分で再生するのもまた難しく、BPMが合っててもそこでまたズレたりしてしまうんですが…。

 

自分はだいたい早めに再生スタートしてしまう癖があるとわかったので、再生してからはカセットを回してる軸を直接触って、一瞬ブレーキをかけて微調整してます。あんまり合ってないけどね!

 

 

軸での微調整についても工夫がありまして。

 

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カセットをセットするこの部分の左右の黒い軸。

 

カセットの穴にハマる部分です。

 

(ここにはそもそもカセットをセットした後に脱落しない様にフタがついていたのですが、軸を直接触るのに邪魔なので取り去りました。半田ごてで焼いて…。)

 

左の軸を時計回しするとテープが巻き取られ巻き戻しに。右の軸を反時計に回すとテープが送られ早送りになります。

 

一時停止ボタンを押すと、テープを読み込む再生ヘッドというパーツがテープを押さえつけたまま再生が止まります。

 

この状態で軸を回すと、再生ヘッド上をテープが通るのでギュギュギュと音が鳴ります。再生スピードがおかしいので正常な音は出ませんが、読み込んだテープ部分に何かしらのデータがあれば音が鳴ります。

 

これを利用して、曲の頭出しをします。一時停止をしたまま軸を回し、曲の頭の鳴り出す瞬間を探して保持しておき、もう一度一時停止ボタンを押した瞬間に狙った位置から再生が始まる様にしておきます。

 

実際は本当に曲頭から始まるやつしかこれは使えないので、イントロ飛ばしてAメロからかけたい曲とかはそこまで聞いて、タイミングよく一時停止ボタン押して止めるしかない。一時停止ギュギュギュ状態だと音はノイズにしか聞こえないので再生途中の音を聞き分けるのは無理…もっと練習すれば聞こえる様になるかもだけど。

 

それでも軸を触って調整できるのはかなり助かります。普通のカセットプレーヤーだと巻き戻し早送りしかなく、細かい調整が不可能で頭出しをビタでやるのはそもそも無理なので。

 

余談。一時停止ボタンを半押しにしながら左の軸を回すと、スクラッチぽくなります。実際にそれでスクラッチをやってる人もいるのでやりたい…けどめっちゃむずい。そっちも練習しなければ。

 

 

曲の準備ができたらミキサーの操作。

 

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自分が使ってるのはVestaxのPMC-03A。

 

仙台のハードオフでジャンクコーナーに電源アダプタなし動作未確認1000円で投げ売りされてました。

 

ですが見た目めっちゃ綺麗だったので動くんじゃね?と思いとりあえず買い、汎用アダプタ使ったら問題なく動きました。

 

分解して中身見たらやっぱりほぼ新品同様。いいもの買いました。

 

Vestaxのミキサーはもう一台持っててそっちはこれよりでかく、さらに多機能なのですがその説明はまたいつか…。

 

変なこだわりでカセットプレーヤーでやるのに、あまりハイスペックのものを使いたくないのです。あえてシンプルなものを…。

 

でもこのシンプルミキサー、とても助かる機能がありまして、ヘッドホンでモニターした際に、左からはモニター(自分にしか聞こえない)してる曲が、右からはマスター(スピーカーから出てる)曲が聞こえます。

 

初め使った時はそれを知らなくて右側聞こえねぇ!やっぱ壊れてた!と思って調べたら元々そういう仕様な様です。

 

これのおかげでBPM合わせが大変助かります。右のマスターを聴きながら左のモニターで調整ができるので。

 

ネットでmixのやり方を調べると本来はモニターを聴きながら実際のスピーカーの出音を聴いて合わせるのがいいらしいのですが、夜にアパートでスピーカーから音を出せるわけもなく、後ろで妻がテレビを見てるのでうるさいと言われてしまいます。

 

なのでヘッドホンで完結できるこのモニター機能は大変重宝しております。

 

 

BPM合わせとかけたい位置のセットが済んだら、フェーダー(四角い黒いつまみ)をいじって音を混ぜるなりカットインでいきなり曲を切り替えたりします。

 

mixのやり方は多岐に渡り、ここで説明するには煩雑すぎるので割愛…。とりあえず縦のフェーダーは曲Aと曲Bのボリュームを調整、横のフェーダーはどちらの曲をマスターから出すのかを調整できます。真ん中にすると両方でます。

 

縦フェーダーをじわじわ上げてだんだん曲を入れ替えたり、横フェーダーでスパッと入れ替えたり、さらに上部のつまみで低音カットしてたりといろいろいじっています。

 

うまくできると気持ちいいですね。DJの楽しいところだと思います。

 

 

ここまでの一連の作業を今かかってる曲が終わるまでの数分で行い、次の曲へと進みます。これらが動画内で自分が行なっている全てです。

 

こんな事してるんだなーと思いながらもう一度動画を見ていただけると幸いです…。(露骨な再生数稼ぎ)

 

次の動画はもっと上から撮って手元が良く見えるようにします。

 

もっと広まればいいなカセットDJ。わざわざカセットでやる人あんまりいないと思うけど。

 

プレーヤー改造したり毎日練習したりしてなんとか動画に出来たので、ひとまず満足です。また次のネタ探してるのでVol.2も上げようと思います。

 

是非とも次のmix動画もよろしくお願いいたしまする。

 

僕から以上!